サプリですけど

大学生の思ったこと

身近な「ハラ」

どうも、サプリですけど。

 

まあ、自己紹介記事だけじゃなんか消化不良なんで、さっそく一本目の記事でも書いてみようかなと思いっキーボードをたたいています。

 

ハラスメントって皆さんは経験したことがありますか。

 

私は今までありませんでした。

 

新聞記事とかでよく話題になっているからもちろん存在は知っていましたけど、そんなの一部の企業・職業に限られた話だろうと思っていました

 

というかむしろ、ハラスメントなんか実際は受ける方に問題があるんだろくらいに思っている節もありました

 

例えばセクハラとかも被害者側が被害妄想してるだけなんじゃないかーって思って、加害者とされた人は気の毒だなーなんて思うこともあった気がします

 

あとは、言葉の多さですね。

セクハラ、パワハラはまだわかります。けどスメハラってなんですか、アルハラとか名前つける必要ありますか?

くらいに思ってました。

 

けどこの前自分が実際にハラスメント(らしきもの)を受けて意識が変わったので、ちょっと思うことを書いてみます。

 

 

今年度からある学生団体に所属するようになりました。構成としては責任者のおじさんが一人いて、それ以外の人はみんな平等、いわば家族のような雰囲気を目指そうっていう団体です。

 

何をやっている団体かというと、まあ社会問題についてディスカッションをするといった感じで、主にZoomで活動しています。

 

結構大規模な団体なんですが、入ってまもなくその責任者の方が全員と一対一で面談する機会をくれてびっくりしたのを覚えています。

だって、参加者数と一人当たりの時間を掛け合わせると24時間以上ですからね。

まあ正直びっくりしました。

 

そんな感じで最初の一か月くらいはとっても有意義な時間を過ごせていたのですが、最近になってこの団体が思わぬ方向に走り始めました。

 

それは恋愛関係の公開です。

 

自己紹介と同時に自分の恋愛状況を公開しようみたいな流れになっていきました。

 

ここで厄介なのが、この公開は「任意」とされていることです。

 

任意という名の同調圧力ほど厄介なものはありません。

 

誰もいやと言い出さずに、やり始めるので、みんな言わざるを得ません。

 

この団体での問題点はいくつかあると思っていて

1.おじさんがこの流れを止めない

2.任意ならいいだろという風潮

3.誰も声を上げない

 

まず一つ目ですが、責任者がこのようなことをすると、誰がどのような思いをするのか想像力にかけている点です。

コイバナは私も好きですよ。けどこのような大勢がいる場でするのはお金を積まれてもやりたくないです。

仮にですけど、この団体の中に知り合いの知り合いとかがいて話が自分の知らないところで広がったらいやですよね。

他にもいろんな事情があって、こういう話で不快になる人もいると思います。そういう人は言わなきゃいいっていうかもしれません。

 

ここで次の問題が出てきます。

言うか言わないかは任意です、と言っておけば解決するんでしょうか。

一定数の人が言う中で、一人だけ言わないというのはそれなりに勇気がいります。

言いたくない人はここで三つの選択肢があって、1)正直に言う、2)言わない、3)嘘をつく

 

1)の場合、その人はもやもやすることになるでしょう。ぶっちゃけることで仲良くなれるだとか、すっきりするだとかいうかもしれませんが、ここはそういう場じゃないし、聞いてもらいたいって思ってるわけではありません。大体ほぼ初対面の人にぶっちゃけられてどうするつもりなんでしょうか。

 

2)が一番いいのかもしれません。けど言わないという選択は一番難しいと思います。みんながいいている中一人だけ言わないということの罪悪感は何気に大きいんですよね。まさに囚人のジレンマのような感じで、だれが言わないという選択をするかわからないから、言わないという選択をしづらいんですよ。

 

3)については、嘘をつくことは精神的に苦痛だからよくありません。こういう嘘をつかせる状況に追い込んじゃいけないですよね。

 

ってな感じで、だーれも幸せにならないんですよ。

 

そして、さっきも言ったように、これは囚人のジレンマみたいなもんで、

誰も声を上げないからエンドレスなんです。

 

 

 

まあ、今回私は言うという選択をしたんですけど、いまだに気になってしまいますね。

なんだか地味にもやもやする感じがずーっと続いています。

 

でも今回こうやって不満を書き連ねるだけじゃいけないと思っていて、

 

今回の問題点って逆に言えば誰もが加害者になりえるってことなんですよ。

 

そのおじさんだって決して悪い人ではありません。むしろいい人すぎるからそういった企画を推進した感じもあります。

 

そして周りの人もそういったことに気づけない、あるいは気づいていても声を上げられない。

 

いわば私も声をあげなかったという意味で加害者なのかもしれません。

 

ということでこれからは、誰もがハラスメント加害者になりえる、なりやすいということを意識しようと思いました。

 

今までの自分が加害者になっていなかったかも要反省ですね。

 

ってことで、今回は身近な「ハラ」について書きました。怖すぎて身の毛もよだつ「ハラ」。皆さんもお気をつけて。